映画「ダイナー」

映画「ダイナー」見ました。


内容は、
オオバカナコは大金を稼ぐために怪しい仕事に手をだし、殺されそうに。命からがら助かったと思ったら、殺し屋専用ダイナーに採用。ダイナーの主も客も血気盛んなやつらばかり。こんなところで生きて帰れるか。
という話。

こんなひとにオススメ
・映画はビジュアル重視
・過去が悲惨なキャラ萌え
・宝塚好き(笑)←違うかも、すみません

個人的に、嫌いではないけど惜しい…というかんじ。
なんというか、二時間で描けるのってこんなもんなの?という…。ストーリーラインはだいたい、順当なんですよ。わかるでしょ、ヒロインがヒーローとの絆を作っていくけど殺し屋組織の問題に巻き込まれて戦わざるを得なくなる、はいこれネタバレだけどネタバレしたところでどうでもいいよね。で、この「絆作っていく」のも「殺し屋組織の問題」も、えっそんだけ??みたいな。これ、連ドラだったら全10話中の8話ぐらいの展開、というのが開始30分で来てるかんじ。待って、まだ視聴者として気持ちが追い付いてない。みたいな。もっとサイドエピソード削って、そこらへんを説得的に描けるエピソードが欲しかったなーとか…でもこれ、二時間の映画に求めることじゃないのかな?

ビジュアルは、お花が散ったりするのとか食べ物とかの派手なかんじは嫌いじゃなかったです。


あとはネタバレありでいろいろ箇条書き。
①スキンのキャラは大好きだった。かわいい。自分が母親といろいろあった過去があるからと言って、同じような過去があるカナコにころっと行ってしまうのチョロい。殺し屋たちの良心で出てくると安心。窪田正孝さんははまり役だと思いましたー。
②体を子供に改造してるキッドはキャラ的には好きなんだけど、子供のからだに大人の本郷奏多さんの顔が乗ってるの、バランスが違和感過ぎてほんとに馴れませんでした…わざとかなあ。気持ち悪くて…。あと、個人的にはもっと子供っぽくてかわいい顔ができるキャラの方がよかったかな…
③ボンベロ藤原竜也さんについては、特に可もなく不可もなく…。カナコ役玉城ティナさんはかわいすぎというか、もっと図太さもある感じの方がよかったかな…志田未来さんとか戸田恵梨香さんとか…?ボンベロとのきゃんきゃん言ってるかんじが萌えるなあって。ティナさんが嫌な訳じゃないです。単なる趣味です。
真矢みきさんたち宝塚組はかっこいい。組織のトップがヤクザ男性とホスト男性とエロ系女性と男装の麗人女性って、なかなかバランスの良い組み合わせで好きでした。ホスト男性役小栗旬さんが秒で死んでましたが。
⑤組織の亡きトップが蜷川幸雄さんなの、面白い演出だなと思いました。生きてるシーンは井手らっきょさんだったそうですが、違和感なかったよ(まああんまり人の違いがわからんのですが)。ボンベロを演じる藤原竜也さんと蜷川幸雄さんの関係を考えると、「俺を育ててくれた」みたいなセリフはなるほどねとなりました。
⑥一番個人的にダメだったのはラストなんですけど。いつかまた絶対に会うから、生きていて。って別れた二人が簡単に出会うオチってどうなん!?そこはさー、「いつか会えるはずと生きていく」でもいいし、最悪「扉を開けたのはもしかして…?」的なのでもいいので、そこは会わせたらあかんやろ!?萌えという!!意味で!!と思うんですけど、どうなんでしょうね…

総じて、監督は「わかりやすい説明をしたら視聴者は納得してくれるし、わかりやすい説明をしてあげないとわかってくれない」とおもってるのかと悲しくなる…説明だけでは腑には落ちないし、なんとなくで感じ取りたいところもあるんだよ…と私はおもうけど。

仕方ないから萌えの話をすると、組織の亡きトップ、デルモニコとボンベロとの関係はわっくわくするし、スキンとボンベロの関係もによによする、けどすぐ死んじゃう組織の四天王の一人マテバとその部下スキンの関係とかも気になりますよね。いやマテバすぐ死んでるけど…

終わり